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地蔵谷川分水樋

  • Day:2011.09.11 21:05
  • Cat:樋門
生駒山から流れる地蔵谷川(鳴川谷)が、六万寺(長門川)と四条(空川)に分流する場所に分水井堰が設けられています。

これは「石室の分水」と呼ばれ、両村に谷川の水を等分する為に江戸時代に設けられ、現在もこの場所に残されています。

かつて、鳴川谷では水車による綿実の絞油、精米、製麦が行われ、安永年間に四条村が分水樋の上流に四基の水車の設置を申し出た際、四条、六万寺村に同等の権利がある事から、くじにより設置場所が決められ、設置者と土地所有者間で借地年貢(借地料)の取り替せが行われたそうです。

それで、水利権と言うものが非常に厳しかった時代、平野部では近隣の村同士で「水論」が起こった事が記録に残されていますが、この分水樋はそんな時代を後世に伝える、貴重な石造物であると思います。

現在は役目を終えたこの分水樋ですが、現状のままでの保存をお願いしたいものです。

分水樋1

分水樋2

分水樋3

分水樋4

分水樋5

分水樋6

無断分水禁止

時折土砂に埋もれてしまう時があります(於 東大阪市)

Comment

とても興味ある物件…ちょっと見に行きたくなりました。
のに…何となくほったらかされている風情で気になりますね。
これからもいち市民として監視続けてくださいます様、宜しくお願い致します…他人まかせですね。
龍造さんへ

コメントありがとうございます。
実は定期的に見に行ってるんですよ。
写真も実は撮影年月日がばらばらで、古いものと新しいものとは3年ほど間隔があいています。
よく見て頂くと微妙に違うのが分って頂けると思います。

またこちらにお帰りの際には、ぶらっと覗きに行ってみて下さい。
  • 2011/09/12 20:58
  • ナムダー
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